11月8日、会計/ERP 大手のPCA 社と協業し、CData Drivers for PCA Cloud をリリースしました。
PCA 社は、「PCA クラウド」として、クラウド版の会計/ERP へのシフトを強力に進めています。 既にクラウド版の導入者数も10,000 法人を超えています。
Web API の公開も早くから進めていますし、他サービスとの連携にも大変積極的です。
今回、PCA とCData Software は提携して、PCA クラウド向けのODBC/JDBC/ADO/Excel/SSIS のドライバーをリリースしました。
10月~12月に全国11か所で開催されている「PCA 戦略フォーラム 2019」で、PCA Drivers の紹介をしています。
https://pca.jp/area_top/forum2019/
ドライバーってなに?
DB にアクセスしたことがあるエンジニアの方ならODBC ドライバーやJDBC ドライバーは使ったこと・聞いたことがあると思います。Oracle やMySQL などのDB に標準的にアクセスするためのインターフェースです。CData のドライバーは、RDB だけでなく、本来はWeb API でアクセスするSaaS やNoSQL DB に対してSQL でのアクセスを許容するライブラリです。アプリケーションからはDB と同じように、SQL 文でデータの取得・更新を行います。SQL 文をCData Drivers が受けて、それぞれのSaaS のWeb API にパースしてAPI を呼び出します。SaaS からのレスポンス(JSON やXML)はCData Drivers によりテーブルに仮想化されてアプリケーションに返されます。
ドライバーがあると何がうれしいの?
PCA クラウドへのドライバー提供により、PCA クラウドにシームレスにアクセスできるアプリケーション・ツールが広がります。 API エコノミーの実現に必要な「API エコシステム」(API にアクセスするツール、サービス、開発者)が一気に10倍、いや100倍以上にも拡大します。
PCA クラウドのエンドユーザーにとってのメリット
Excel、Access、Word などのOffice ツール連携
経理、総務、営業の担当者が一番使っているビジネスアプリであるOffice ツールからコーディングなしでPCA クラウドにシームレスに連携
MotionBoard、Power BI、Tableau などのBI・アナリティクスツール連携
各種BI ツールでPCA クラウドデータをビジュアライズ可能です。
パートナーやユーザーの開発者にとってのメリット
PCA に連携するツールのPCA クラウド版対応
PCA(インストール版)から顧客のPCA クラウド版へのシフトが進む中で、既存のPCA 連携外部ツールやPCA アドオンなどのPCA クラウド版対応が最低限の開発で可能です。 既存の外部ツールやアドオンはSQL Server にSQL でアクセスする方式で作られていたツールが多いです。これのデータ接続方法をAPI に変更することは大きな開発工数がかかります。また、社内にはRDB に精通した開発者はいても、「API 連携開発はちょっと」という状況も多いはずです。
CData Drivers for PCA Cloud は、PCA クラウドAPI をSQL 可能なDB に仮想化しますので、Visual Studio やEclipse などのおなじみのIDE からDB としてアプリケーションに組み込むことが可能です。RDB を扱っていた開発者であれば、既存のスキルでPCA クラウドAPI 連携が実装できます。アプリケーション側の改修も最低限で済むので工数・費用を圧倒的に抑えられます。アプリケーションにとっても開発者にとってもSQL はデファクトスタンダートであることは今でも変わりません。
CData Drivers for PCA Cloud の詳細は、こちらの製品ページをご覧ください。
会計向けDrivers: https://www.cdata.com/jp/drivers/pcaaccounting/
商魂・商管向けDrivers: https://www.cdata.com/jp/drivers/pcasales/