CData Software Blog

クラウド連携のCData Software の技術ブログです。

Kintone Connect 2018 参加レポート!

サイボウズのUS エンティティであるKintone Corporation のカンファレンスKintone Connect 2018 にスポンサー参加してきました。

www.kintoneconnect.com

日本からのサイボウズパートナーの参加者もたくさんいましたが、多くの参加者はUS のユーザーでした。既に日本企業のイベントという感じが全然なかったです。

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ポップなバナーです
バナーも日本よりもさらにポップで楽しい感じです。イベントは日本語翻訳なしの全部英語でしたが、おそらく司会やスピーカーの方は分かりやすいようにゆっくり話してくれていたと思います。 英語がそんなに得意ではないという方も来年は恐れずに参加してください。

会社の名前はKintone なの?

US ではサイボウズではなく、”Kintone” ブランドの社名です。 Kintone は大文字です。これはEmail やドキュメントを書く際に英語圏だとスペルチェックを入れているケースが多く、kintone が小文字だと赤い波線とかスペルチェックに引っかかるので、ユーザーの利便性を考えて大文字にした(大文字だと名前系の名刺としてチェックがスルーされるので)と米国社員の方に伺いました。さすがユーザー目線。

CData Drivers for Kintone (英語版)を11月2日にリリース

CData Software (アメリカ本社)は、北米およびグローバル向けにCData Drivers for kintone をリリースしました。 CData Drivers for Kintone を使えば、Kintone のWeb API をDB のようにSQL でクエリできる製品です。 今回はイベントにブースを出させて頂いての参加でした。 製品のリリースはこちら:https://www.cdata.com/jp/news/20181102-kintonedriversus.rst

キーノートにはサイボウズ(日本)のCEO の青野社長も

キーノートでは、「チームコラボレーション」「Low Code」といったKintone のコアバリューがしっかりプレゼンされてました。 「No Code」や「Low Code」といったキーワードはもちろんKintone の価値ですね。

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キーノート冒頭

キーノートでは青野社長も登場。紹介では「日本では、サイボウズ社長という以外に、ソーシャリスト(社会活動家)としても知られています。日本のCEO・社長ではじめて育児休暇を取得しました。」とも。 一緒に参加していたCData メンバーからは「日本だけじゃなくて、US のCEO でも育児休暇取れる人いないよ。すごいなっ。」とのコメントでした。

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キーノートの青野社長

Kintone ユーザーはUS でも着々と増加しており、サードパーティエコシステムも広がっていると。 日本からの英語版・US もサポートするパートナーとして、Cstap、Joyzo、R3 インスティテュートが紹介されました。

CData Software もUS 企業とのパートナーシップとしてキーノートで紹介頂きました。 「CData Drivers はKintone 連携機能をBI、ETL、DWH、カスタムアプリケーションなどに与えるもので、Kintone のデータ連携エコシステムを大きく広げる。」とKintone CEO のDave Landa 氏。

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CData Drivers for Kintone がキーノートで

CData ブース:ブース来訪者の姿勢がすごく積極的

キーノート以降は、展示ブースに張り付いていて、セッションを聞けませんでしたが、日本からの参加者からは「US ユーザーも相当使い込んでる。」「質問バンバン来る」というワクワクさせる声を聴いてました。

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CData ブース

CData ブースでは、US 本社スタッフと私とでバイリンガル対応。 いろいろな質問を頂きました:

  • 複数のExcelCSV からのバルクアップロード。しかもそれぞれフォーマット違うけど同じKintone アプリに入れたい

  • Tableau やPower BI などのBI にKintone データを入れたい。他のデータソースと合わせてビジュアライズしたい。

  • US で人気の会計ソフトウェアのQuickBooks と連携したい。Dynamics NAV やGP への連携という話も。

  • データ連携のMuleSoft のKintone コネクタがほしい。

  • HubSpot やSalesforce などのCRM との連携。

既存のツール、他のサービスとの連携ニーズは大きいと感じました。

ブースでの来場者との会話も日本とはずいぶん違います。 こちらから30秒程度概要を説明すると、もう相手が「自分はこうやってKintone 使ってって、ここが困っていて、こうしたいけど、CData でできる?」と直線的な質問が来ます。 一般的にUS のイベント来場者はほぼこのパターンだそうです。大体わかったら、あとは自分がどう使えるか?自分の問題を解決してくれるか?を最短距離で聞いてきます。 これは大変効率的です。この辺の考え方が製品のトライアルや購入検討にも反映されてますね。

Kintonian Awards !

イベントの最後には、Kintonian Awards というコンテストが。これはどうやってKintone を使うかやサードパーティのソリューションがその有用性・イノベーション・Wow! な部分を競うというコンテスト。 US はTexus からはAscendWare、RicohKDDI&Soracom、そしてCData Software からは本社エバンジェリストが発表。

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Kintonian Awards にて

日本のLT に近い感じでした。みなさん日本よりもプレゼン力高い。導入、ユーモア、聴衆への語りかけなどさすがアメリカン。

日本から行くメリット

  • 日本企業のUS 進出の現在進行形の1つのモデルとして勉強
  • サードパーティであれば、市場拡大のチャンス
  • 異なる切り口での使い方が気づきになる
  • 来場者の質問の仕方など全然違うし、見習うべきところ多い
  • 日本からのコアなパートナーの方々と仲良くなれる

皆様、来年は是非US のKintone Connect に参戦しましょう!