CData Software Blog

クラウド連携のCData Software の技術ブログです。

コラボフローの全ユーザー分の申請書情報やステータスを取得できるようになりました!

f:id:sennanvolar44:20220127232220p:plain こんにちは、テクニカルサポートの宮本です。

API Profile という形でコラボフローからデータを取得できるコネクタを提供していますが、ETL/ELT ツールの CDataSync でコラボフローコネクタを利用されているユーザーさまから「全ユーザーの申請書情報やステータス情報を取得したいんだけどどう指定したらよいか?」と問合せを受け、実はリストで全員分の申請情報を取得できる API がなかったのですが(2022年1月時点)それらの情報を一気に取得できる機能をこの度 CData API Profile に追加しました!

ではさっそく見ていきましょう。

追加したビュー

今回の対応ではビューを3つ追加しました。

テーブル名 取得情報
AllStatus 全メンバーのステータス情報取得
AllDocumentOverview 全メンバーの申請書情報取得
AllDocumentContents 全メンバーの申請書の詳細情報取得

前提として、上記ビューにアクセスする際はコラボフローのAPIKeyを使用しますので予めご準備ください。

それでは各々のビューについて解説していきます。

AllStatus ビュー

これまでは MyStatus ビューにて自分のステータス情報のみ取得できたのですが、追加した AllStatus ビューは Users ビューをもとに全メンバーのユーザーIDを取得し、その結果をもとに Status 情報を取得するような動きになっています。

登録されているユーザー情報です。 f:id:sennanvolar44:20211207152448p:plain

この全ユーザーが申請している書類を取得する場合は、AllStatus をただ全検索するだけになり、

select * from AllStatus

このように複数メンバーの申請書ステータス情報を取得できるようなりました。
f:id:sennanvolar44:20211207155003p:plain

なお、何人かのユーザーを限定して取得したい場合は、変則的ですが以下のような条件文で指定することで取得可能です。

select * from AllStatus where userids ='cdata-sales,cdata1' 

指定方法は、
userids ='ユーザーID,xxxxxx'
という形式になります。

ちなみに userids という項目は、検索条件指定時のみに使用できる隠し項目ですので実行結果には表示されません。

AllDocumentOverview ビュー

申請書の概要もこれまでは DocumentOverview で取得できたものの、ユーザー縛りという制約がありましたが、AllDocumentOverview で全メンバー分の申請書概要情報を取得できるようなりました。

select * from AllDocumentOverview

これで全ユーザーの申請書の概要情報を取得できるようになっています。
f:id:sennanvolar44:20211207161509p:plain

なお、申請書類の指定も可能です。

select * from AllDocumentOverview where DocumentId IN ('2','4')

f:id:sennanvolar44:20211207161758p:plain

AllDocumentContents ビュー

取得するデータは申請書の詳細情報になりますが、こちらも AllDocumentOverview と同じ動きになります。

select * from AllDocumentContents

これで、全ユーザーの申請書詳細情報を取得できます。 f:id:sennanvolar44:20211207162135p:plain

ドキュメントIDを指定することも可能です。

select * from AllDocumentContents where DocumentId  IN ('2','4')

f:id:sennanvolar44:20211207162844p:plain

以上、追加ビューの紹介でした!

最新版のコラボフローコネクタ

CData の Webサイトからはまだ最新ビルドは取得できないので、お試しされたい方は CData テクニカルサポートにお問合せください。
CData Software Japan - Technical Support

おわりに

いかがでしたでしょうか。これで1回1回ユーザー情報を変更して API リクエストする必要もなく、ワンアクションでメンバーの申請情報を一気に取得したり、外部DBに連携することが可能となりました。
コラボフローコネクタ(ドライバー)は JDBC をはじめ、ODBC、ADO、 CDataSync、APIServer など色々な製品でご利用いただけます。
どちらも 30 日間無償トライアルが可能ですので、是非お試しください。

www.cdata.com