今回は、MFT(ファイル転送)ツールのArcESB を使って、Dropbox に入っているファイル群をS3 に同期させます。
ArcESB でフローを作成
ArcESB をDL してインストールします。
インストールを進めます。インストールが終わるとArcESB が起動して、Web から管理画面に入ります。
Dropbox の接続とフォルダ指定
今回同期する元ファイルが入っているDropbox はこのような形です。
ArcESB の管理画面で操作を始めます。
まずは、Dropbox を左側のConnecotor ペインからドラッグしてキャンバスにDrop します。
Dropbox コネクタを開きます。Setting 画面で、「Remote Folder」に今回データを取得するフォルダ名を指定します。あとは組み込みクレデンシャルになっているので、「Connect」ボタンをクリックするだけで、ブラウザで接続許可画面が開くので、許可します。
これで接続が確立して、「Success」のメッセージが出ます。「Save Change」をクリックして、接続設定を保存します。
同じくDropbox の「Automation」タブを開き、Send とReceive 両方に自動設定のクリックを入れます。これで自動的にDropbox から定期的にデータをReceive して、次のフロー(S3)にデータをSend してくれます。
試しに、「Output」タブで、データをReceive してみましょう。
たしかにDropbox からファイル群がReceive されました。
Amazon S3 側の接続とバケット指定
次はAmazon S3 側です。
S3 への接続情報を設定します。
以上を設定して、Save Changes をクリックして、接続を保存します。
これだけで設定は終わりです。
実際の同期の起動
あとは定期的にDropbox からS3 へのファイル同期が回ります。
試しに主導で同期をしてみます。
先ほどDropbox コネクタではすでにデータが取れていましたので、次はS3 コネクタを手動実行します。
S3 コネクタの「Input」タブを開き、すでにファイルがS3 コネクタに渡されていれば、ファイルがリスト表示されます。
定期実行まで待てば、これらのファイルはS3 に同期されますが、今回は、ファイルにチェックをいれて、主導で「Send 」ボタンを押します。これでInput フォルダからS3 へとファイルがSend されます。