CData Cloudhub について:
> Salesforce を仮想化したMySQL/SQL Server インスタンス!?
CData Cloudhub は、100+ のクラウドデータにアクセスできるMySQL/SQL Server インスタンスです。
Cloudhub はクラウド上にMySQL/SQL Server のインスタンスとして発行され、ユーザーはSalesforce、Dynamics CRM、kintone、Google BigQuery などのクラウドデータを仮想化してMySQL/SQL Server インターフェースで利用することができます。現在はクローズドベータであり、2019年3月までのリリースを予定しています。
特徴:
Cloudhub にはデータは保存されません
MySQL/SQL Server のインターフェースを持つアプリケーション・クラウドサービスであればカスタマイズ不要で100+のクラウドデータにアクセス可能です
https://www.cdata.com/cloudhub/
この記事では、MySQL 版のCloudhub でSalesforce を仮想化して使用する方法を説明します。
Cloudhub にSalesforce を設定する手順
発行されたCloudhub にMySQL Workbench からアクセス
CData Software 社より発行された商用版/デモ版のCloudhub アカウントを用意します。 MySQL Workbench で新規接続 を作成します。 発行されたCloudhub アカウントに接続します。
Connection Name: 任意
Hostname: XXXXXX.cdatacloud.net (https:// は含みません)
Username: 発行されたユーザー名
Password: 発行されたパスワード
テスト接続を行い、接続が成功した旨のメッセージが出たらOK を押して接続を確立します。
Salesforce の仮想DBを作成
この状態では、Cloudhub にはまだ仮想化されたDB がありません。 コマンドで仮想化したいSalesforce のアカウントを設定します。
Salesforce の開発者アカウント・セキュリティトークンの取得方法はこちらをご参照。 qiita.com
Workbench で以下のコマンドを記述し、実行します。例は「salesforcedb」という名前の仮想Salesforce DB を作成するコマンドです。
CREATE DATABASE IF NOT EXISTS 'salesforcedb' DRIVER = 'Salesforce', DBURL = 'User=myUser;Password=myPassword;Security Token=myToken;'
成功すると、salesforcedb というDB が作成されます。
MySQL Workbench からSalesforce データを取得テスト
「salesforcedb」 をNavigator で展開してみるとTable、View、Storedprocedures としてSalesforce のデータがテーブルに仮想化されています。 Table は読み書きができるオブジェクト、View はReadOnly のオブジェクト、ストアドはCRUD 以外のオブジェクトです。 Cloudhub ではこれらをSQL にて操作することができます。
「Account」テーブルを取得してみます。以下のようなSQL を書いて実行します。
SELECT * FROM salesforcedb.Account
確かにSalesforce 内の取引先データがテーブルに仮想化されて取得されています。
Cloudhub の利用例
このようにCloudhub ではSalesforce など100を超えるクラウドデータをMySQL/SQL Server に仮想化して利用できます。 次のようなケースでは、CData ODBC Drivers/ JDBC Drivers ではなく、Cloudhub を使うことで効率的なクラウドデータ連携が可能になります:
オンプレミスアプリケーションでODBC やJDBC などのインターフェースがなく、MySQL/SQL Server のインタフェースが存在するもの。
クラウドサービスでODBC やJDBC Drivers の設定がむずかしいもの(Amazon Glue, Amazon QuickSight, Domo, Google Apps Script, Google Cloud Data Flow, Google Cloud Data Studio, Looker, Microsoft Power Apps, Tableau Online etc.)
お知らせ
CData Cloudhub はクローズドベータです。 ベータ版利用をご希望の方は、CData セールスデスク(sales@cdata.co.jp)までご連絡ください。 順次ベータ利用アカウントをお届けします。