CData Software Blog

クラウド連携のCData Software の技術ブログです。

Microsoft Access からkintone データをリンクテーブルとして使って双方向連携

リクエストの多いMS Access からのkintone データの利用です。 MS Access をアプリ基盤やデータのクエリツールに使っている人は多いと思います。 MS AccessODBC インタフェースがあるので、CData ODBC Driver for kintone を使ってkintone データにリアルタイムでアクセスすることができます。

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MS Access のリンクテーブルからkintone に双方向連携

必要なもの

kintone ODBC Driver の設定

ODBC Driver for kintone のダウンロード

CData ODBC Driver for kintone Access を利用するマシンにダウンロード・インストールします。

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CData ODBC Driver for kintone

ODBC DSN 設定でkintone アカウントに連携

インストール完了後にODBC のDSN 設定画面が開きます。こちらで32 bit, 64 bit, user / system のODBC DSN が一発でできます。一度閉じた場合には、インストールディレクトリ(デフォルトはC:\Program Files\CData\CData ODBC Driver for kintone)のConfigureODBC.exe を開いてください。

もちろん通常のODBC アドミニストレータからでも設定が可能です。

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ODBC DSN 設定でkintone アカウントに連携

  • URL: kintone のURLで、https://xxxxxxcybozu.com/

  • User: kintone アカウントのユーザー名

  • Password: kintone アカウントのパスワード

SSL 証明書を使っている場合や、Access を利用するマシンから外部にアクセスする際にプロキシサーバーを通している場合などはほかのプロパティ設定が必要になります。

cdn.cdata.com

接続テストボタンをおして、接続が成功したらOK を押して接続を確立します。これでkintone ODBC 接続が完了です。

MS Access からのkintone へのリンクテーブル設定

MS Access を開きます。kintone ODBC のDSN のリンクテーブルを作ります。 [外部データ]→[新しいデータソース]→[他のソースから]→[ODBC データベース]をクリックします。 f:id:cdatasoftware:20200205104121p:plain

インポートデータを単純なインポート(kintone -> Access)とするか、Access からkintone への更新も行えるリンクテーブル(kintone <->Access)とするかを選びます。 f:id:cdatasoftware:20200205104324p:plain

データソース選択画面で先ほど設定したODBC DSN を選択します。ここでは[CData Kintone Sys]を選択。

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kintone のアプリ一覧が表示されますので、Access のリンクテーブルとして使うアプリをテーブルとして選択します。 f:id:cdatasoftware:20200205104437p:plain

これでkintone のリンクテーブルができました。kintone 内の選択したアプリのデータがテーブル形式でリンクテーブルになっていることが確認できます。 f:id:cdatasoftware:20200205104522p:plain

Access からクエリを発行

kintone リンクテーブルに対してクエリを発行してみましょう。 f:id:cdatasoftware:20200205111841p:plain

今回は、ArtistName、Country、Genre、RecordSalesの項目を取得します。並べ替えはRecordSales で降順かつ1億枚以上、Genre はHR/HM を条件にします。 f:id:cdatasoftware:20200205112014p:plain

AccessGUI で普通のExcel やDB テーブルのようにクエリを作ります。内部で発行されているSQL は以下でした:

実行して結果を見てみましょう。 たしかにHR/HM だけ抽出できてます。 f:id:cdatasoftware:20200205112418p:plain

これはCData ODBC Drivers がANSI-92 標準SQL に対応しているため、AccessGUI から自動生成されるSQL がそのまま使える訳です。

Access からデータを更新とデータの挿入

データの更新

リンクテーブルですので、Access 側のデータを変更するとkintone に反映することができます。

先ほどのHR/HM のクエリ結果で、ボン・ジョヴィHR/HM カテゴリに入っています。これをPop カテゴリにAccess 上で変更します。

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Access からODBC 経由でkintone のオリジナルデータが更新されました。 f:id:cdatasoftware:20200205113333p:plain

データの挿入

Access のUI から一番下にデータを足します。メガデスを足します。

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kintone のオリジナルデータに新しいレコードが挿入されました。 f:id:cdatasoftware:20200205114343p:plain