こんにちは。CData Software Japanリードエンジニアの杉本です。
最近のアップデートにて、CDataでも人気のDriver・Salesforce DriverがOAuth(埋め込みクレデンシャル)による接続をサポートしました。
今までであれば、以下の記事にもある通り、ユーザーID・パスワードそしてセキュリティトークンを予め取得して、アクセスする必要がありました。
それが今回のアップデートにより、セキュリティトークンを取得する必要無く、Salesforce へのアクセスが可能になっています。
使い方
それでは使い方です。
今回はCData ODBC Salesforce Driverを使いましたが、Excel Add-inやJDBCでも接続方法は同じです。
使い方は簡単ですが、デフォルトはセキュリティトークンを用いた認証方法になっているので、その点だけ注意が必要です。
接続画面で以下の2つのプロパティを設定して、「接続のテスト」をクリックしてください。
プロパティ名 | 値 | 備考 |
---|---|---|
Auth Scheme | OAuth | 認証方式を選択します |
Initiate OAuth | GETANDREFRESH | AccessTokenの取得・更新方法を選択します。 |
接続のテストをクリックすると、ブラウザが立ち上がり、Salesforce アカウントへのログイン
およびCData Connector(Driver)のアクセス許可を求める画面が表示されます。ここで「許可」をクリックすれば、接続設定は完了になります。
あとはお好みのツールからアクセスが可能です。
補足
ちなみに、OAuth による接続ですが、正確には以前からサポートそのものはしていました。しかしながら、ユーザー主導でカスタムOAuthアプリを登録する必要があり、ここまで手軽ではありませんでした。
もちろん、カスタムで作成したOAuthアプリによる接続も今まで通りサポートしているので、独自Webアプリなどに埋め込んでDriverを利用する場合は、こちらを利用してください。
おわりに
今回はOAuthによる接続方法を紹介しましたが、CData Salesforce Driverはこれ以外にも様々な接続方式をサポートしています。
特に最近はSSO周りにも力を入れているので、「Azure AD」や「Okta」「OneLogin」などを自社で利用していても接続が可能です。
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もし接続方法でわからない点があれば、お気軽にテクニカルサポートまで問い合わせてみてください。