CData Software Blog

クラウド連携のCData Software の技術ブログです。

CData Instagram Driverの使い方:Power BIで Instagram 投稿データを分析

こんにちは! CData Software Japan リードエンジニアの杉本です。

今回は CData の SNS系ドライバーの一つである、Instagram Driverの使い方をお伝えします!

www.cdata.com

f:id:sugimomoto:20201204112018p:plain

Instagram Driverは様々なツールで利用することができますが、今回はMicosoftのBIツールである、Power BIを用いて、私のInstagram の投稿データを可視化してみました。

f:id:sugimomoto:20201204112026p:plain

Instagram Driverではどんなデータが取れるの?

自分が投稿した写真に関する情報や、コメント、返信情報、またアカウントの分析情報なども取得することができます。

詳しくは以下のテーブル・ビュー一覧を見てみてください。

http://cdn.cdata.com/help/ENF/jp/odbc/pg_allviews.htm

f:id:sugimomoto:20201204112034p:plain

今回は投稿した写真の一覧、Mediaデータにアクセスして、各写真の画像・URL、ライク数・コメント数などを取得します。

使い方

Instagram Driver を使うために必要な設定

Instagram Driver を使うには、事前に Instagramでプロアカウントを設定する必要があります。

詳しくは以下の記事を参照してみてください。

www.facebook.com

ここで注意したいのが、紐付け先となるFacebookページが予め必要という点です。

プロアカウントの設定方法

今回は私の以下のアカウントをプロアカウントに設定してみる、という流れで手順を紹介したいと思います。ちなみにプロアカウントの設定、Facebookページの紐付け解除は簡単にできるみたいです。

www.instagram.com

まずFacebookページを構成します。

対象のFacebookアカウントでログインして、任意のページを作成しましょう。

f:id:sugimomoto:20201204112136p:plain

私は今回、以下のようなページを構成してみました。

f:id:sugimomoto:20201204112141p:plain

次にこのページを紐付ける形で、Instagramのプロアカウント設定を行います。

なお、この設定はスマホInstagramアプリでしかできないみたいなので注意してください。また予め対象のFacebookアカウントはInstagramと紐付けしておきましょう。

まず Instagramにログインして、設定に移動します。

f:id:sugimomoto:20201204112151p:plain

次に「アカウント」へ移動し

f:id:sugimomoto:20201204112201p:plain

「プロアカウントに切り替える」をタップします。

f:id:sugimomoto:20201204112215p:plain

以下のような画面が出てくるので、「次へ」をタップしていきましょう。

f:id:sugimomoto:20201204112303p:plain

あとは、作っておいたFacebookページへリンクさせればOKです。

f:id:sugimomoto:20201204112313p:plain

CData Instagram Driverのセットアップ

次に CData Instagram Driverのセットアップを行います。

今回は最終的にMicosoftのBIツールである、「Power BI」でInstagramデータの可視化を行うので、ODBC(もしくは Power BI Connector)を使いました。

www.cdata.com

f:id:sugimomoto:20201204112428p:plain

30日間のトライアルをダウンロードして、対象のマシンでセットアップを行います。

f:id:sugimomoto:20201204112435p:plain

セットアップ完了後、以下のような画面が表示されるので、右上にある「接続のテスト」をクリックしましょう。

f:id:sugimomoto:20201204112440p:plain

クリックするとブラウザが立ち上がり、以下のようなログインを求められるので、対象のアカウントでログインします。

f:id:sugimomoto:20201204112444p:plain

次に、このCData Driverがアクセスする権限の確認が出てきます。内容を確認して「OK」をクリックしてください。

f:id:sugimomoto:20201204112449p:plain

以下のように成功メッセージが表示され

f:id:sugimomoto:20201204112455p:plain

接続テスト成功のメッセージがポップアップされれば接続は完了です。

f:id:sugimomoto:20201204112500p:plain

Power BIでInstagramデータを取得してみる

それでは Power BIにInstagramデータを取り込んでみましょう。

Power BI デスクトップを立ち上げて「データを取得」をクリックし

f:id:sugimomoto:20201204112506p:plain

ODBC」を選択します。

f:id:sugimomoto:20201204112510p:plain

先程構成した接続情報である「CData Instagram Sys」を選択し、接続をすすめると

f:id:sugimomoto:20201204112515p:plain

以下のようにどのInstagramデータを取得するか、テーブル形式で選ぶ画面が表示されます。

今回は Instagram に投稿したMediaのデータを取り込みます。

f:id:sugimomoto:20201204112526p:plain

これで取り込みが完了しました。

f:id:sugimomoto:20201204112548p:plain

なお、MediaURLはデータカテゴリを「画像のURL」に切り替えることで、Power BIレポート上で画像を表示できます。

f:id:sugimomoto:20201204112557p:plain

これで、以下のようなレポートが作成できました。

ちなみに私のInstagram アカウントで一番Likeが多かったのは「秘蔵の日本酒」に関する投稿でした。圧倒的ですね。

f:id:sugimomoto:20201204112603p:plain

おわりに

このような形で CData Instagram Driverを使えば、簡単にBIツールなどへInstagram のデータを取り込んで、分析・可視化を行うことができます。

CData Instagram Driver は Power BI以外にも様々なツールと連携することが可能です。

以下のページに連携可能なツール一覧があるので、是非お好みのツールで試してみてください。

www.cdata.com