CData Software Blog

クラウド連携のCData Software の技術ブログです。

AWS EC2 Amazon Linux で簡単にCData Sync Java エディションを構成する方法

こんにちは、CDataの宮本です。

今回はよくお問合せをいただくCData Sync をLinux環境で使用する方法について、AWS EC2 Amazon Linux を使ってご紹介していきたいと思います。
ちなみに、Amazon Linux ではなく CentOSRedHat などLinux ディストリビューションであれば同じ方法で構成できますので、適時読み替えていただいて大大丈夫です。

CDataSync とは

クラウドサービスからデータベースへのノーコードレプリケートアプリケーションになります。レプリケートとは同期するという意味になりますので、CDataSync から接続できるクラウドサービスのデータをデータベースにまるっとコピーすることができます。

https://www.cdata.com/jp/ f:id:sennanvolar44:20201023095523p:plain

手順

EC2 のVMを作成

Amazon Linux 2 AMI (HVM)を選択します。
f:id:sennanvolar44:20201001233658p:plain

micro を選択し、次へ f:id:sennanvolar44:20201001233838p:plain

デフォルトのまま次へ
f:id:sennanvolar44:20201001233947p:plain

デフォルトのまま次へ
f:id:sennanvolar44:20201001234043p:plain

サイズを30GB に変更し、次へ
f:id:sennanvolar44:20201001234149p:plain

デフォルトのまま次へ
f:id:sennanvolar44:20201001234311p:plain

今回はセキュリティグループを新たに作成しますので選択し、次へ進みます。
f:id:sennanvolar44:20201001234412p:plain

最後に起動ボタンをクリックします。
f:id:sennanvolar44:20201001234556p:plain

CDataSync インストール

まずは以下のリンク先より、真ん中のJava Edition のCDataSync をダウンロードします。

https://www.cdata.com/jp/sync/download/
f:id:sennanvolar44:20201002001239p:plain

ダウンロードが終わりましたら、先ほど作成したEC2のVMWinSCPなどでアップロードします。

アップロードが完了したら、VMにログインします。ログインユーザはec2-user 、秘密鍵は事前に作成していたものを使用してSSHで接続します。
f:id:sennanvolar44:20201002000333p:plain

root ユーザーに切り替えて、アップロードしたCDataSyncのsetup.jar を実行します。※javaがない場合はyum install java などでインストールしてください。

なお、インストール自体はデフォルトのまま次へ次へと進んで構いません。

[ec2-user@ip-172-31-33-55 ~]$ sudo su -
[root@ip-172-31-33-55 ~]# ll
total 242484
-rw-r--r-- 1 root root 248302241 Oct  1 15:16 setup.jar
[root@ip-172-31-33-55 ~]#
[root@ip-172-31-33-55 ~]# java -jar setup.jar
~
[ Unpacking finished ]
CData Sync (Java Edition) がシステムに正常にインストールされました。
CData Sync (Java Edition) を実行しますか?
press 1 for YES, 2 for NO, 3 to redisplay
Start server: java -jar sync.jar
[ Console installation done ]
[root@ip-172-31-33-55 ~]#

これでインストールが完了しました。
インストール後はCDataSync が自動起動されますので、http://IPアドレス or DNS名:8181 でアクセスします。ただし、デフォルト状態ですとポート8181 でのアクセスができないので、セキュリティーのインバウンドルールに8181 での接続を許可するよう追加します。
f:id:sennanvolar44:20201002003903p:plain

なお、HTTPS化を行いたい場合は同じ方法で追加するのに加え、以下ヘルプを参照してCDataSyncのHTTPS化を行って下さい。

http://cdn.cdata.com/help/ASE/jp/sync/Java-Edition.html#ssltls-%E3%81%AE%E6%9C%89%E5%8A%B9%E5%8C%96

CData Sync の接続設定&ジョブ作成

CData Sync では①データソースへの接続設定、②レプリケート先のDB への接続設定、③レプリケートジョブを作成 の3つを行うだけになります。
接続設定以降の手順は、以下の記事をご参照ください。

www.cdatablog.jp

おわりに

いかがでしたでしょうか。CData Sync では内包されているJetty サーバーを利用すれば、setup.jar でインストールするだけでJava 版CData Sync を起動させることができます。
もちろんTomcat などのサーブレットコンテナ上でもご利用いただけます。その際の構築方法は以下の記事をご参照ください。

www.cdatablog.jp