CData Software Blog

クラウド連携のCData Software の技術ブログです。

CData Driver で利用されている Salesforce API のバージョン確認・変更方法について

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こんにちは。CData Software Japanリードエンジニアの杉本です。

Salesforce APIのバージョンアップ、どんどん行われますよね。

ちょうど、Salesforce Summer'22 のリリースに伴い、従来のバージョンが廃止されるというリリース情報が以下のURLで公開されました。

help.salesforce.com

Summer '22 リリースでは、以下の Salesforce Platform API の従来のバージョンが廃止され、Salesforce のサポートも終了します。

SOAP: 21.0, 22.0, 23.0, 24.0, 25.0, 26.0, 27.0, 28.0, 29.0, 30.0

・REST: v21.0, v22.0, v23.0, v24.0, v25.0, v26.0, v27.0, v28.0, v29.0, v30.0

・Bulk: 21.0, 22.0, 23.0, 24.0, 25.0, 26.0, 27.0, 28.0, 29.0, 30.0

以前、お客様から「これって影響ありますか?」というお問い合わせもあったので、このBlogではこういったAPI Version廃止の影響の確認方法について、お伝えしたいと思います。

自分の使っているSalesforceアカウントのAPI バージョンを確認したい場合

まず、自分たちの組織で使うことができるAPIバージョンを見る方法について確認しておきましょう。

これは以下のヘルプや動画が参考になります。

https://help.salesforce.com/apex/HTViewSolution?id=000199268&language=ja

www.youtube.com

CData Driverが利用しているバージョンの確認方法

CData Driver が利用しているSalesforce APIのバージョンは、接続文字列のVersionプロパティから確認することができます。

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ただ、JDBC等の場合、デフォルトが表示されない場合もあるので、その場合はヘルプを確認する方法が簡単です。

Salesforce JDBC Driver(日本語版)の場合、 以下のようなフォルダパスにヘルプが保存されています。

「C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Salesforce 2020J\help\help.htm」

ここのAPI Versionにデフォルトで使用される、API Versionが記述されています。これは上記のODBCより少し古いので、48.0が表示されていますね。

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なお、JDBCの場合は下記のjarファイル「cdata.jdbc.salesforce.jar」を「java -jar cdata.jdbc.salesforce.jar」で実行することで、接続文字列生成ユーティリティが使えます。

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ここでもデフォルトのAPI Versionが確認できます。

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バージョンを上げたい場合はどうすればいいの?

API Versionは接続文字列なので、たしかにそのまま接続文字列の指定値を変更することで、強制的に最新バージョンを指定することは構成的には可能です。

しかしながら、CData Driverはバージョン指定以外の部分のロジックでも、最新バージョンに合わせて、常に変更・修正・改善を重ねています。

そのため、もし最新バージョンのAPIを使えるようにしたい、というシンプルな要求の場合は、接続文字列のバージョンを切り替えるのではなく、CData Driverそのものをアップデートすることを推奨しています。

Salesforce Driverは定期的にWebSiteで公開されているので、最新のAPI Versionでドライバーを利用したい場合は、まずWebSiteを確認してみてください。

www.cdata.com

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また、CData内部では常にAPIの変更状態のチェック・修正・変更対応が行われています。

直近のAPI Updateのトピックで変更対応が行われているかどうか確認したい場合は、テクニカルサポートまでお問い合わせください。

www.cdata.com