こんにちは。CData Software Japanリードエンジニアの杉本です。
Salesforce APIのバージョンアップ、どんどん行われますよね。
ちょうど、Salesforce Summer'22 のリリースに伴い、従来のバージョンが廃止されるというリリース情報が以下のURLで公開されました。
Summer '22 リリースでは、以下の Salesforce Platform API の従来のバージョンが廃止され、Salesforce のサポートも終了します。
・SOAP: 21.0, 22.0, 23.0, 24.0, 25.0, 26.0, 27.0, 28.0, 29.0, 30.0
・REST: v21.0, v22.0, v23.0, v24.0, v25.0, v26.0, v27.0, v28.0, v29.0, v30.0
・Bulk: 21.0, 22.0, 23.0, 24.0, 25.0, 26.0, 27.0, 28.0, 29.0, 30.0
以前、お客様から「これって影響ありますか?」というお問い合わせもあったので、このBlogではこういったAPI Version廃止の影響の確認方法について、お伝えしたいと思います。
自分の使っているSalesforceアカウントのAPI バージョンを確認したい場合
まず、自分たちの組織で使うことができるAPIバージョンを見る方法について確認しておきましょう。
これは以下のヘルプや動画が参考になります。
https://help.salesforce.com/apex/HTViewSolution?id=000199268&language=ja
CData Driverが利用しているバージョンの確認方法
CData Driver が利用しているSalesforce APIのバージョンは、接続文字列のVersionプロパティから確認することができます。
ただ、JDBC等の場合、デフォルトが表示されない場合もあるので、その場合はヘルプを確認する方法が簡単です。
Salesforce JDBC Driver(日本語版)の場合、 以下のようなフォルダパスにヘルプが保存されています。
「C:\Program Files\CData\CData JDBC Driver for Salesforce 2020J\help\help.htm」
ここのAPI Versionにデフォルトで使用される、API Versionが記述されています。これは上記のODBCより少し古いので、48.0が表示されていますね。
なお、JDBCの場合は下記のjarファイル「cdata.jdbc.salesforce.jar」を「java -jar cdata.jdbc.salesforce.jar」で実行することで、接続文字列生成ユーティリティが使えます。
ここでもデフォルトのAPI Versionが確認できます。
バージョンを上げたい場合はどうすればいいの?
API Versionは接続文字列なので、たしかにそのまま接続文字列の指定値を変更することで、強制的に最新バージョンを指定することは構成的には可能です。
しかしながら、CData Driverはバージョン指定以外の部分のロジックでも、最新バージョンに合わせて、常に変更・修正・改善を重ねています。
そのため、もし最新バージョンのAPIを使えるようにしたい、というシンプルな要求の場合は、接続文字列のバージョンを切り替えるのではなく、CData Driverそのものをアップデートすることを推奨しています。
Salesforce Driverは定期的にWebSiteで公開されているので、最新のAPI Versionでドライバーを利用したい場合は、まずWebSiteを確認してみてください。
また、CData内部では常にAPIの変更状態のチェック・修正・変更対応が行われています。
直近のAPI Updateのトピックで変更対応が行われているかどうか確認したい場合は、テクニカルサポートまでお問い合わせください。