CData Software Blog

クラウド連携のCData Software の技術ブログです。

CData XML Driver を使ってTableau にXML ファイルをインポートする

こんにちは。マーケティング担当の對馬です。 本記事ではTableau でXML データをインポートする方法をご紹介します。

慶応義塾大学様の導入事例について、Tableau へのXML データインポートまでの流れを解説します。

www.cdata.com

BI ツールであるTableau では、データ分析のするためにデータを取り込む必要があります。 XML ファイルは、データを変換しないと取り込むことが困難です。CData XML Driver を使うと、XML ファイルを変換しなくてもTableau に取り込むことができます。

今回はJDBC Driver を使って、XML データをTableau で読み込んでみます。

必要なもの

  • Tableau
  • JDBC Driver for XML
  • XML データファイル

XML ファイルは以下のサンプルXML を使っています。

サンプル XML ファイル: 顧客と注文 - LINQ to XML | Microsoft Docs

XML Driver のインストール

まずはDriver をインストールします。 今回はTableau に対して、JDBC のインターフェースから接続していきます。 JDBC Driver for XML を用意します。

www.cdata.com

CData Driver は1か月の無償トライアルがありますので、ぜひお試しください。 [ダウンロード評価版]をダウンロードします。

www.cdata.com

ダウンロードしたexe ファイルを起動します。 画面の内容を確認しながら、インストールを進めていきます。

JDBC Driver ファイルの配置

インストールしたjar ファイルとlic ファイルを、Tableau から読み取れるように配置します。

配置元ディレクト

Driver インストールディレクトリ\CData\CData JDBC Driver for XML 2021J\lib

ファイル

  • cdata.jdbc.xml.jar : JDBCドライバ本体
  • cdata.jdbc.xml.lic : ライセンスファイル

配置先ディレクト

Tableau\Drivers

Tableau からの接続

Tableau を開き、接続を設定します。

[サーバーへ] > [その他] > [その他のデータベース(JDBC)]を選択します。

接続設定画面が開かれます。

URL には、接続文字列 jdbc:xml:URI="xml ファイルパス.xml";XPath="データ区切り(今回はRoot/Orders/Order)"を指定します。

[サインイン]ボタンを押下し、接続します。

新しいブックが開かれます。 データベースをCDataスキーマXMLと指定します。

テーブルが表示されるので、ドラッグアンドドロップでデータを追加します。

テーブルが表示されるので、データを追加します。関連付けを設定できます。

ワークシートではグラフを作成することができます。

おわりに

XML ファイルをTableau で読み込むことができました。

今回はローカルにあるXML ファイルの設定でしたが、Azure やGoogle Drive、Box などSaaS も指定することが可能です。

CData JDBC Driver for XML - 接続の確立

XML データの扱い方について、詳しく知りたい方は以下の記事も併せて読んでみてください。

www.cdatablog.jp

ヘルプ内にもモデリングについての記載があります。

cdn.cdata.com

ファイルへの接続もノーコードで構築できます。ぜひトライアル版で体感してみてください。

www.cdata.com