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RPA ツール「AutoMate」でCData ODBC Driver を使ってSalesforce データを取得

こんにちは。マーケティング担当の對馬です。 本記事ではRPA ツール「AutoMate」の外部連携を、CData ODBC Driver を使って拡張する方法をご紹介します。

AutoMate とは

AutoMate は、三和コムテックが販売しているPRA ツールです。

www.sct.co.jp

AutoMate は、アメリカ HelpSystems 社が開発しています。 IBM i のDR ツール分野においてシェアトップクラスである三和コムテックと協業し、IBM i に対応しているRPA ツールとして人気を集めています。

外部連携

AutoMate には、もともと外部連携の機能が用意されています。Amazon RDS やAzure Storage などのクラウドDB や、SharePoint、Dynamics DRM などが事前にアクションとしてあります。 それ以外のSaaS に接続する際には汎用のHTTP アクションがありますが、API のリクエスト方法や認証方法を理解し、正しいリクエストを投げる必要があります。

AutoMate にはODBC 接続のアクションがあるため、CData ODBC Driver を使って連携先を拡張できます。CData Driver を使うことで、さまざまなSaaS データをシステム管理者の皆さんが使い慣れた標準SQL で扱うことが可能になります。

今回はSalesforce データをAutoMate から取得してみたいと思います。

CData Salesforce ODBC Driver

CData ODBC Driver をダウンロードおよびインストールします。

www.cdata.com

1か月の無償トライアルがありますので、[ダウンロード 評価版]ボタンよりインストーラをダウンロードします。

AutoMate と同じ環境にCData Driver をインストールします。 取得したインストーラを開き、画面の内容を確認しながら進めていきます。

インストールが終わりますと、DSN 構成画面が開かれます。 接続に必要な情報を入力し、[接続テスト]から接続を確認します。

設定 Salesforce 情報
User Salesforce ログインメールアドレス
Password Salesforce ログインパスワード
Security Token Salesforce で取得したトーク

接続が成功したら、[OK]ボタンで情報を保存します。

AutoMate 設定

AutoMate を起動します。

AutoMate 管理画面

管理タスクを追加します。 任意のタスク名を入力します。

続いてトリガーを選択し、タスクを構築します。

AutoMate のタスクビルダーで処理を開発します。

AutoMate タスクビルダー

画面左にいろいろなアクションが用意されています。 Salesforce データの読み取り処理を構築していきましょう。

Salesforce データ取得処理

[アクション] > [統合] > [データベース]内、[SQL クエリ]ステップをドラッグアンドドロップします。 [SQL クエリ]ステップをドラッグアンドドロップします。

接続の構築

アクションプロパティが開かれます。 接続設定を行います。[接続の構築]ボタンを押下します。

データリンクプロパティが開かれます。 [Microsoft OLE DB Provider for ODBC Drivers]を選択し、[次へ]を押下します。

データソースを指定します。 先ほど構築したSalesforce のデータソースを指定します。

[接続のテスト]ボタンで接続を確認し、[OK]ボタンで内容を保存します。

データ取得

実行するSQL クエリを入力します。 今回はSalesforce の取引先情報を取得するため、[Account]テーブルからデータを取得するSQL を指定します。

取得したデータを利用するため、任意の名称でデータセットを作成します。

[OK]ボタンで設定内容を保存します。

CSV 書き込み処理

[データセットからCSV]ステップをドラッグアンドドロップします。

アクションプロパティが開かれます。

データセットに先ほど作成したデータセットを指定、任意の保存先を指定します。

これで処理は完成です。

実行

作成したタスクを実行します。 メニューにある実行アイコンを押下します。

処理が開始します。

完了しましたら、ファイルを確認します。 Salesforce データのCSV ファイルが生成されました。

おわりに

CData ODBC Driver を使って、RPA ツール「AutoMate」とSalesforce の連携ができました。

そのほかのオートメーション処理と組み合わせることで、さらに業務の効率化を進めることができます。

CData ODBC Driver には、Salesforce 以外にも250以上の接続先を用意しています。 ぜひトライアル版で体感してみてください。

www.cdata.com