ArcESB では、連携フローでエラーが発生した時に電子メールで通知を受け取る方法が用意されています。
特定のコネクタでファイルの処理ができない場合に、システム管理者に通知が必要なケース では「エラーパスを Notify Connector に接続する」を参考にしてください。
特定のコネクタに限らず、エラー発生時にシステム管理者に通知が必要なケース では「グローバルアラートを設定する」のが便利です。
エラーパスを Notify Connector に接続する
ArcESB ではエラー発生時にルーティングするエラーパスは、通常のフローパス(実線)とは別に、点線で表されます。エラーパスはデフォルトでは非表示です。エラーパスを設定したいコネクタを右クリックして [エラーパスを表示] を選択すると表示されます。
エラーパスが表示されたら、通常のフローと同じように、エラーを処理したいコネクタにドラッグして、エラー時のフローを構成します。エラーが発生したファイルは、エラーパスを通じて接続したコネクタにルーティングされます。
特定のコネクタでファイルの処理ができない場合に、システム管理者に通知が必要なケース では、このエラーパスを Notify Connector に接続します。
エラーパスを Notify Connector に設定すると、エラーが発生したファイルに関する情報を含むメールが指定した受信者に自動的に送信されます。Notify Connectorは、[設定] ページの [アラート] タブで設定された SMTP 設定を使用してメールを送信します。
グローバルアラートを設定する
何れかのコネクタでエラーが発生した時には通知を受け取りたい、というケースでは「グローバルアラートを設定する」のが便利です。
グローバル アラートを有効にすることは、フロー内の各コネクタをエラーパス経由で共有の Notify Connector に接続することと機能的には同じです。
グローバルアラートは [設定] ページの [アラート] タブで [E メールを送信:] を設定してください。[アラート] タブで設定された SMTP 設定を使用してメールを送信します。
おわりに
ArcESB のエラー処理について、より詳しい情報は製品ドキュメントから確認することができます。
エラー処理に限らず、ご不明な点などはテクニカルサポートまでお気軽にお問合せください。