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Eclipse BIRT ( Business Intelligence and Reporting Tools )を使ってSalesforce のデータを帳票に出力する

f:id:sugawarakazu:20211116174843j:plain こんにちは。CData Software Japan テクニカルサポートエンジニアの菅原です。

皆さんの会社では何かBI ツールを使用して業務データを可視化したり分析していますか。 弊社のサポート窓口にもよくBI ツールと外部Saas とのデータ連携について問い合わせがあります。 そこで今回はEclipse ベースのオープンソースのBI ツールである「Eclipse BIRT ( Business Intelligence and Reporting Tools )」を使ってSaaS の代表的なSalesforce のデータを以下のような帳票に出力してみようと思います。

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Eclipse BIRT ( Business Intelligence and Reporting Tools ) とは?

Eclipse をベースとして、Java / J2EE 環境での帳票の作成・配布を可能とするオープンソースプロジェクトです。Eclipse BIRT の中心的な機能は、ウェブブラウザ上でのレポートデザインです。ユーザーはどんな環境からでもドラッグ&ドロップの簡単な操作により素早く効率的に美しいレポートを作成することができます。さらに汎用的なXML 、HTML 、PDF フォーマットへとデータを書き出して保存・共有することもできます。

projects.eclipse.org

事前準備

Eclipse BIRT のダウンロード

以下のリンクからダウンロードします。

download.eclipse.org

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今回はリリースされている4.8.0を使ってみようと思います。

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※図のようにall-in-one をダウンロードします。

ダウンロードしたら任意の場所に展開しておきます。

CData JDBC Driver for Salesforce のインストール

次に CData JDBC Driver for Salesforce のインストールを行います。

以下のリンクからダウンロードしてインストールしてください。

30日間のトライアルもありますので是非試してください。

www.cdata.com

Eclipse BIRT で帳票を作成

それではまず、Eclipse BIRT で帳票デザインを作成していきましょう。

ダウンロードして展開したEclipse フォルダ内のEclipse.exe を起動します。 f:id:sugawarakazu:20211116230027p:plain

「File 」>「New 」>「Project 」を選択します。

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「Business Intelligence and Reporting Tools 」>「Report Project 」を選択して「Next 」をクリック

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「Project name 」を任意に入力して「Finish 」をクリック

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「No 」をクリック

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これでReport Project が作成されました。

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次にReport を作成します。

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「File name 」を任意に入力して「Next 」をクリック

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今回は「My First Report 」のテンプレートを選択して「Finish 」をクリック

※作成したい帳票に合わせてテンプレートを選択してください。

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「No 」をクリック

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これでテンプレートの帳票が作成されたので、お好みでデザインを修正してください。

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Eclipse BIRT からSalesforce に接続する

それでは今回の記事のメインとなるEclipse BIRT からSalesforce に接続できるようにしていきましょう。

「Data Sources 」にSalesforce を追加する

まずはダウンロードしたSalesforceJDBC のライブラリをデータソースとして参照できるように設定していきます。

「Data Sources 」を右クリックして「New Data Source 」をクリック

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「Create from a data source type in the following list 」をチェックONにして「JDBC Data Source 」を選択、「Data Source Name 」を任意に入力して「Next 」をクリック

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「Manage Drivers... 」をクリック

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「Add... 」をクリック

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CData JDBC Driver for Salesforce をインストールしたパスの「lib 」フォルダにある「cdata.jdbc.salesforce.jar 」を選択して「開く」をクリック

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「cdata.jdbc.salesforce.jar 」が一覧に追加されたことを確認して「OK 」をクリック

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「Driver Class: 」でcdata.jdbc.salesforce.SalesforceDriver を選択

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次に「Database URL: 」を入力するのですが、こちらに入力する接続文字列はCData JDBC Driver for Salesforce をインストールしたパスの「lib 」フォルダにある「cdata.jdbc.salesforce.jar 」で起動される画面からコピーすると簡単です。

接続文字列については、以下のヘルプを参照してください。

cdn.cdata.com

Salesforce に接続するための User / Password / Security Token 等の接続情報を入力して「接続テスト」をクリックして疎通確認をします。

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接続できたら画面下部の接続文字列をコピーしてEclipse BIRT の画面の「Database URL: 」に入力します。

「Test Connection... 」をクリックしてこちらでも疎通確認を行います。

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「OK 」をクリック

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「Finish 」をクリック

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これで「Data Sources」にSalesforce が追加されました。

「Data Set」に Salesforce の Account(取引先) テーブルを追加する

続いて、帳票で参照するデータを登録します。

今回はSalesforce の「取引先」である「Account 」テーブルを指定したいと思います。

「Data Set 」を右クリックして「New Data Set 」をクリック f:id:sugawarakazu:20211117003506p:plain

「Data Set Name: 」に任意に入力して「Next 」をクリック

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「Query Text: 」に取得したいSQL を記載して「Finish 」をクリック

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「Output Columns 」で変更したい項目がある場合は変更してから「OK 」をクリック

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これで「Data Sets」にSalesforce のAccount テーブルが追加されました。

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Eclipse BIRT の帳票に Salesforce の Account (取引先)を紐づけ

あとは帳票デザインの各項目に「Data Sets 」の Salesforce の Account テーブルのフィールドをドラッグ&ドロップで設定をします。

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帳票のプレビューは以下の「>」ボタンをクリックするとブラウザ上でプレビューできます。

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こちらが完成した帳票です。

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おわりに

このようにEclipse BIRT は CData JDBC Driver をそのままData Source や Data Set に設定でき、簡単に各種帳票を作成することが出来ます。 今回はSalesforce Driver を使用しましたが、CData には他にも各種JDBC Driver がラインナップしています。

皆さんのつなぎたいDriver で是非試してみてください。

www.cdata.com