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Data SyncのデータソースにOracle OCIを使用する

本記事ではData SyncのデータソースとしてOracle OCIを使う方法を説明します。

Oracle OCIとは

Oracle OCI (Oracle Call Interface)はOracleクライアントのライブラリを利用して接続する方式です。 www.oracle.com

Oracle OCI接続の追加

メニューから「接続」を選択し、「データソース」タブから「Oracle OCI」を選択してください。

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Oracle OCIコネクタのインストール

データソースにOracle OCIがない場合、「Add More」をクリックしてコネクタダウンロード画面を表示し、コネクタの一覧からOracle OCIを選択してください。

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接続情報の設定

接続先のOracle DBの接続情報を設定してください。

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接続情報を設定したら「接続のテスト」をクリックしてください。

「接続に成功しました。」というメッセージが表示されればOracle OCIデータソース接続の作成は完了です。

(Java版Sync)DLL参照エラーが表示される場合

Java版のSyncでは、Oracle OCIへの接続時に以下のようなエラーが表示される場合があります。

重大: no System.Data.CData.OracleOCIw in java.library.path: [ライブラリパス]

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上記エラーが表示したら以下の手順に従ってDLLへの参照を設定してください。

1. Oracle Instant Clientをインストールしてください。

Oracle Instant Clientは以下からダウンロードできます。 https://www.oracle.com/database/technologies/instant-client/downloads.html

2. 以下URLからCData Oracle DLLをダウンロードしOracle Instant Clientのホームディレクトリに配置してください。

https://cdatajbuilds.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/Libraries/CData_Oracle_DLL.zip

3. サーバの起動オプションに以下のオプションを追加してください。

-Djava.library.path=<Oracle Instant Clientのホームディレクトリへのパス>

SyncがWindows版で、上記設定後に「System.Data.CData.OracleOCIw、またはその依存関係の 1 つが読み込めませんでした」というエラーが表示される場合、Microsoft Visual Studio 2013ランタイムライブラリが無い可能性があります。

以下からランタイムライブラリをダウンロードしてインストールしてください。 Visual Studio 2013 Visual C++ 再頒布可能パッケージ

4. Syncを再起動し、Oracleへの接続を確認してください。

上記手順で解決しない場合はCDataサポートデスクにお問い合わせください。 お問い合わせの際には、Syncのエディション、インストール先の環境及び、接続先のOracleがインストールされている環境をお知らせください。