Exploratory (https://exploratory.io/) は、シンプルなUI で多様なデータ分析ができるアナリティクスツールです。Exploratory は、多くのRDB やRedshift、BigQuery などのクラウドデータストアに対応していますが、SaaS データを分析したい場合にはCData ODBC Drivers を使うことで、API コーディング不要でデータを活用できます。今回はSalesforce を例に説明します。
CData ODBC Driver for Salesforce の設定
CData ODBC Driver for Salesforce からドライバーをダウンロードします。30日の無償版があります。
.exe ファイルをクリックしてインストールを行います。
インストール後にDSN の設定画面が開きます。Salesforce への接続情報を設定します。必要な設定は以下です:
User
Password
Security Token
接続プロパティの詳細はドキュメントの接続文字列オプション を参照してください。
接続テストを行ったあと、OK を押して接続を確立します。
Exploratory でODBC Driver for Salesforce のデータをセット
Exploratory で新しいコネクションを作成します。
[追加]をクリックします。
ODBC を選択します。
コネクション追加画面で先ほど設定したSalesforce ODBC のDSN を設定します。
名前:任意
タイプ:ODBC
DSN:上のプロセスで設定した通り(デフォルトだとCData Salesforce Sys)
ユーザー名やパスワードは不要です。
[コネクションをテスト]を押して接続を確認します。確認できたら[追加]を押してコネクションを追加します。
Exploratory でSalesforce データを扱う
Exploratory でプロジェクトを[新規作成]します。
データフレームの作成
[データフレーム]の[+]印をクリックし、[データベースデータ]を選択します。
データベースは[ODBC]を選択します。
[コネクション]で先ほど設定したSalesforce のコネクションを選択します。CData ODBC Driver がSalesforce のAPI のメタデータをテーブル型のスキーマとして表現しています。分析に利用するテーブル/ビューを選択します。
通常のSELECT クエリでSalesforce データをクエリします。全件SELECT だけでなく、フィルタリングやソートも標準SQL でクエリ可能です。利用可能なSQL クエリはドキュメントを参照ください。
データセットをデータフレームとして保存します。
データの分析
データフレームになったデータは通常のRDB データソースと同じようにExploratory で利用可能です。
データ型なども入っているので、サクサクと使えます。
まとめ
Exploratory のODBC 接続機能によって、CData ODBC Driver for Salesforce が利用できました。CData では、他にも150種類以上のSaaS・NoSQL などのODBC Drivers を提供しています。是非、業務で利用している様々なデータをExploratory で分析してみてください。
CData Software Japan - ODBC Drivers